小説界の『ファストフード』。そしてもう一度、存在理由。

「超多忙」「ささやか」

自分が目指すべき方向性はおぼろげに見えてきた気がします。
あまりに「自由時間」の少ない読み手に僕の小説を読んでもらうためには?

すぐに読める短掌編で、印象に残るもの。


おそらくどんなに長くても、10分以内で読み切れるサイズ。となりますと、原稿用紙換算で、どのくらいでしょう。せいぜい30枚以内というところでしょうか。それでもまだ長いかもしれませんが、いずれにしても、通勤時や家事の合間にパッと読めて、ちょっとでも非現実の世界を楽しめるような、いわば「小説界のファストフード」

以前、とあるAV女優が、マスターベーションを例えて「快楽のファストフード」と表現していたことがあります。少なくても手っ取り早く、いつでもどこでも「性的快感」を得ることができる、という文脈でした。

なるほど、うまいことを言うなあと思いました。

なので、僕になぞらえると、ファストフードな小説を書いて行く、ということでしょうか。

短編は、長編を書くよりずっと難しい」という人もいますが、僕は性格的に長いストーリーを書くのが苦手なので(飽きっぽいので)、本当に難しいかどうかは分かりませんが、小説家の中で、「現代」をテーマとした「短編ばかり」を書いているプロの作家というのは、実際には少ない気がしています。

いわゆるこの領域は、「すきま(ニッチ)」なのかなと。マーケットは決してでかくはないと思っています。しかしメジャーな作家でもアマチュアでもあまり書かれることのない領域だとしたら。

素人の小説家として、もし、僕に存在理由のようなものがあるとすれば、大手資本に対抗しうるものがあるとすれば、多くのアマチュア作家に埋もれずに残していただけるのだとすれば、僕はその「ニッチ」の部分で頂点を目指すしかないと最近思っています。

そして年の始めにあたり、その決意を新たに、粛々と、今年もまた「小説」を書き続けていこうと。

追伸
この数日、生意気で偉そうなこといってすいませんでした。
でもこれが今の僕の率直な気持ちです。
「存在理由」を明確にしなければ、モチベーションを維持できない、と感じることが多くなりましたので。ご静聴ありがとうございました。

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