本当に本当に、大変長らくお待たせをいたしました。
アマゾンにて、短編集の予約販売を開始しました。
3月31日に配信されます。
いい加減出版日を決めないと、いつまでもずるずるしてしまいそうだったので、えいやと。
アマゾンでのKDPのルール上、予約販売は、最終稿を10日前までに入れないといけません。
なので、僕は21日までに、出版用の最終原稿をアップロードする必要があります。
これから直前ぎりぎりまで、誤字脱字、不具合の細かいチェックを行います。
今回の10編は、以前にホームページで公開していた超短編4編、この為に新たに書き下ろしたもの4編、企業のブランディング小説として書いた中からお気に入りのもの1編、他の作家さんたちとコラボ小説集用に収録していたもの1編の合わせて10編の超短編小説になってます。
どれもこれも、書き上げた年次が比較的最近のものばかりなので(書き下ろし4編が一番最新ですって当たり前ですね^^;)、今の自分の実力を一番如実に示している、あるいは試されている短編小説集な筈です。
出し惜しみなんてもちろんなく、全て全力で書いてます。高橋熱はこれで全部です。今はもう何も出てきません。
なので、これまで僕の小説を読んで頂いたことのある方はもちろんですが、全く初めての方にも是非読んでいただけたらこの上ない喜びです。またアマゾンのレビュー欄を通じてでもいいですし、こちらのブログのコメントでも構いませんので、ご感想いただけたら二重の喜びでございます。
ということで、まだまだやること沢山ですが、頑張ります!
◆超短編小説集Ⅲ『愛玉』 (3月31日発刊予定)
【収録作品】(全10編) (約75,000字/平均読了時間 1時間30分)
1. 愛玉
2. 奇痒譚
3. バレンタイン騒動
4. 壁画の娘~銀座ライオンの恋
5. 気の毒な老人
6. 名刺奇聞
7. 男と女が再びホテルで会う理由
8. 『マアクンとコウクン』
9. 螺子(ねじ)
10. 愛のミステリーツアー
【書き出し】
かつて、愛は高級品だった。庶民が手を出せるものではなく、お金持ちだけが買える贅沢な代物だった。従って、我々が日常生活で目にする機会はなく、過去に愛を所有したことがあるのは、たった一度だけ、結婚したての頃だった。箪笥やら家電やら布団などの妻の嫁入り道具の一つに、愛は混じっていた。妻に聞いても、間違いなく買った記憶はあると。(超短編小説「愛玉」)