中学生が読むべき小説。

中学生の娘があまりに「小説」を読まないので(実際に「本」は読んではいるが漫画みたいなものばかりなので)「中学生になったんだから、もっと小説を読まなきゃだめだ」と言うと、「小説ってよく分からないんだもん。例えばどんなの?」と聞いてきた。「どんなのって、官能小説以外なら…あ、いや、例えば太宰とか芥川とか…とにかくパパの本棚にいくらでもあるだろ?」と答えると、「だって、パパの本、難しい本ばっかりなんだもん」と。比較的読んでいると言えば、星新一とか重松清とかは好きらしい。

うん、これは内容も捕えやすいし、なにぶん読みやすいからだろう(そう言えば重松さんは同じ町に住んでるみたいだけど、まだ会ったことないな。ってそんなことはどうでもいい話^^;)

ううむ。中学1年生が読むべき小説かあ。あえてお勧めは?と聞かれるとこれはなかなか難しい。

自分が中学1年生の頃に読んでいた小説って…。具体的には思い出せないけれど、でもたぶん、きっと青臭くも生意気な僕のことだから、背のびしちゃって「純文学」系だったんだろうな、と。
言葉も漢字も難しく思いながらも、辞書を引きながら、あるいは前後の文脈から類推したりして、どうにかこうにか読み漁っていた気がする。

確かに時代が違うから使ってる言葉も言い回しも今風じゃなく「難しい」けれど、その壁を乗り越えると、違った時代や文化にも触れることができるし、新しいボキャブラリーや知見も増えるしで、ものの見方や想像力に一層深みと厚みが出ると思う。

娘にもそうあってもらいたいものだが、「難しいからやだ」と本も開くことなくいつまでも嗜好に沿う「読みやすい」本ばかり読んでいたのでは思考が偏り進歩がない。
まあ、年を重ねるに従って、いずれ僕の書棚の本を勝手に持ち出す日が来るとは思っているけれど。
中学生という多感な成長期にどれだけいい本に巡り合えるかって何だかとても大切な気がする。

別に漫画を否定するわけじゃないけれど、もっとたくさん未知の活字シャワーを浴びて、実生活ではできない「疑似体験」をしたり「想像力」を鍛えてもらいたいなあ、なんて。
とはいえ、親の思うようになんていかないのが子供ってもの。僕がそうだったように。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)