既にこういう取り組みあったんですね。
作家が集まって、ダイレクトに読者に売っていこうという電子書籍ならではの取り組みです。
●「出版社も取次もなし 作家が直接届ける電子書籍「AiR 4」発売 Kindle直販限定」(ITメディアニュース)
本を読む側が「電子書籍」で読み始めたら、しかも作家がこうして自らセルフパブリッシングに乗り出したら、出版社っていらなくなりますよね。
一般的には「中抜き」と呼ばれる商流です。
作家と出版社とのこれまでの関係など、気にしなくていいのだろうかと心配になりますが、特にそうした縛りがない作家ということなら、セルフパブリッシングはどんどん活用すべきじゃないかと思います。
こうしたクリエイター同士のコラボは好きですし、自分も“いつかは”やってみたいけれど、ただ作家を寄せ集めて、書きたいものを各々で書いていては駄目かと思います。
何かコンセプトというか、骨というか、特定の読者層の嗜好に特化したテーマで作家が作品を持ち寄る、というのがいいですね。
電子書籍が「ブルーオーシャン」だとはとても思えませんが、正に今は新しいビジネスモデルや流通モデルを生み出す実験場だとは思っています。
その一端をささやかながら味あわせてもらっているだけ、僕は幸せです。