夢のお告げ

【超短編小説】夢のお告げ

「それが変な夢なんだ」と俺は妻に言った。 妻は朝食の支度で台所と居間を行ったり来たりしていた。この忙しい時間帯に話すべきことではないのかもしれないが、夢の鮮度が落ちない前に、どうしても誰かに伝えておきたかった。二日連続で...

ロップイヤー

【超短編小説】うさぎになった妻

 うさぎのロップが亡くなってからというもの、妻はおかしくなりました。一週間泣き続けて涙を枯らし、やがて声を失い、遂に生気も尽きたようでした。 子供のいない我々夫婦にとって、ロップは我が子同然の家族でした。ちょうど十年目の...