「良い小説」を書きたいと思ったら、「良い小説」を書く人の側にいるのがいい。
常に自分の目標となる存在が身近にいることだけで十分勉強になるし、何よりモチベーションアップになる。
「良い小説」を書く人の側にいつもいることなんて現実的にはできないというかもしれない。
具体的には、その人が書き著した「良い小説」を傍らに携えているだけでいい。
重要なことは、「良い小説」かどうか判断できる眼力をどうやって養うか、ということ。
それにはどうすればいいか。
「良い小説」をたくさん読む以外にない。
一般的に「良い小説を書く」と言われている人が薦めている、あるいは影響を受けたと言われる小説を読むこと。
但し、それだけでは「良い小説」の核心に触れることはできない。
なぜなら、「良い小説家」は、自身が「本当に」影響を受けた「良い小説」を、絶対人に言わないはずだから。