WEB小説のいいところ

WEB小説のいいところは、何度もリライトできるところにあります。

「完璧な文章」が存在しない以上、「完璧な小説」も存在せず、何処まで言っても、小説に「これでいい」という地点はありません。

いくらでも膨張し、いくらでも削ぎ落とせる。ディテールにこだわったり、メタファーを差し込んだり。そもそもプロット自体を見直すこともできるし、はたまた全てを書き換えてしまうことだって。

ということで、もちろん書店に流通している本も、「初版」から版を重ねるごとにそのような部分的修正を加えることはできますが、WEBのように修正してすぐに最新版へ更新、とはいきません。

リアルな本には、物理的に「販売」し、在庫を減らしたうえで重版するかしないかの判断があります。しかもそれは版権を持つ「出版社」に委ねられ、基本的に作家自身の手にはよらないところで、判定が下されます。

WEBで小説を公開すると、様々な読者の方から、毀誉褒貶含め感想、意見を聞くことが出来ます。これが実に貴重で、誤字脱字含め、自分では気がつかなかったストーリーの穴を指摘いただくこともあったり。
さらにこちらの狙いとは全く違ったところでの切り口で読まれてたり、予想だにしない文章や語句に興味を頂いてもらったり。

読者の反応を見ながら、再び小説に手を加え、少しずつブラッシュアップして小説のあらを修正し、読者の嗜好に合わせたものに仕上げていく、というプロダクトアウトではないマーケットイン的小説作りができるのが、正に「WEB小説」のいいところだと思っています。
公開した時点で始まる、不特定多数の読者との対話。

この醍醐味はネット社会じゃなければ味わえないものですし、今正にそれが誰でも簡単にできるような時代になっているのです。

小説を書かれる方には、是非自身の鍛錬の場としても、WEBを活用すべきだと思っています。

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