「かわいいうさぎ」のその後

丁度、生後丸2年を迎える我が家のミニウサギ。
ケージの「ががががが」とやる癖は、ちょっと小腹がすいた時だけになり、その頻度は、小説に寝不足のうっぷんをはらしていた頃と比べるとうんと楽になった。
それでもいまだに懇切丁寧なケージのケアやら、餌やりやら、爪切りやらの世話はほとんど僕の担当になっていて、超多忙な日常にあってそれ相応の時間を取られることになる。

とはいえ、不思議なもので、手をかければかけるほど、愛着というものは増すのもで、あれほど“憎たらしかった”ミニウサちゃんが、今では我が子と同じくらい可愛く思えてきた。

声をかければよってくるし、僕の顔を見るなり、「ほれほれ、おやつはどうした?」とおねだりするし、手の甲やら指の間やら足の先までいつまでもぺろぺろ舐めてるし…まったくもう、ぐりぐりなでなでしたくなってしまうのである。

今思えば、買いたての頃は当然人にも環境にも慣れておらず、脳だって人間同様、未発達の状態から少しずつおりこうさんになっていく。赤ん坊と同じように、寂しければ泣くし、お腹空いたら泣く。嵐が過ぎ去ってしまえば、「そんなこともあったっけなあ~」といい思い出になるけど、その真っ只中にいる時は、「一生この状態が続くのか」と思うくらい、しんどいものである。
こうしてみると、ペットを育てることも、育児をすることも、おんなじことなんだなあとしみじみ。

とにかく、「かわいいうさぎ」のその後は、本当に「かわいいうさぎ」さんになっております。。

 

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