着想の技術2~無意識のイメージ~

小説のアイデアは突然やってくる。

突然といっても、全く何もないところから生まれるわけではない。
そのシーズは必ず自らの無意識に存在している。
シーズ同士が結び付いて新しいイメージを作り出すこともある。

本当はネタ帳のようなものをいつも持ち歩いて、何かアイデアがひらめいたらこまめにメモればいいのだが、これは仕事している身としてはかなりしんどい。携帯ならと思うが、キー押しが苦手な僕としては、文字を選んで打っている間にイメージはどんどんかすんでいく。

すると、そのイメージは一旦記憶の底に鎮められ、いつになるかもわからない再浮上の機会を窺うことになる。二度と浮かんでこない可能性だってある。覚えておいてあとでゆっくり記録しよう、と思っていても大抵酒を飲めば一晩で忘れてしまう。

頓着のない僕はそのまま放っておく。またいつか他のイメージと合体したり形を変えながら表出してくるだろうという期待をこめて。でもそのほとんどはきっといまだに深い意識の底に眠っている。これは意識的に呼び起こせるものじゃあない。
結局、新しく書きはじめる時のアイデア探しに苦労することになる。

こんな偶然任せなやり方じゃなくてもっと効率いいやり方はないだろうか…といつも悩む。

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