短編小説で差別化?

ヒットする商品は、最初大半の人に反対されたものが多いと聞く。発想が現代の常識や価値判断からははみ出し過ぎてるからだろう。大半の人が「それ、いいね」と言うアイデアは、おおよそ常識で理解できる範疇のものであり、公開された瞬間、模倣と陳腐化が始まる。

いわゆる「これまでにない“斬新な小説”」というのも、そういうことなのだろう。僕自身の書いてる小説は、そこまで奇をてらうものではないが、巷に星の数ほど溢れ返る小説群と、何をもって「差別化するか」というのは常に考えている。

もっとも、人から模倣されるほどの影響力ある文体、発想を感じ取れるようなものが書けるようになれたら、それはそれで素敵なことだと思う。早くその域に達することができたら。

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