読後感想、というもの。

読後感想、というのを時々いただきます。

自分の小説がどのように読まれているか、こちらの思いや狙いがきちんと伝わっているか、いや、単純に面白かったかつまらなかったか、読んでいたたいた方から、一言でも反応をもらえるのは大変ありがたいことです。

続編のアイデアをいただけたり、「え、そこ?」みたいな、こちらが想定外の部分を深読みされていたり、徹底的に脇役の視点から物語を眺めた感想をいただいたりと、本当、人それぞれ読み方って違うんだなあと感心もしますし、勉強にもなります。

もちろん、肯定的な感想ばかりではなく、時には罵詈雑言、とまではいいませんが、否定的なご意見や心ない言葉をいただくこともありますが、それはネットの世界で不特定多数の方に見て頂いている以上、ある程度は仕方がないと思っています。

読んでみなければ分からないのがこの世界ですし、人の嗜好は千差万別、自分自身も、他人の小説を「面白かった」「面白くなかった」とか「これは自分向き」「これは相いれない世界」などと好き勝手に評価しているわけですし、それを「声を出して言うか言わないか」の問題なのでしょうから。

むしろ、人の数だけ「嗜好」はあるはずで、星の数ほどあるネット小説群から、その人の感覚にぴったりなものに出会う確率の方が圧倒的に低い、と思っていた方がいいですね。

なので、プラスにしろマイナスにしろ、何らかの意見や感想をいただける、というのは少なくても何らかの「自己評価」を作者に伝えたい、という能動的なアクションであるわけで、少なくても僕の小説が、その方にとって「無感動」ではなかった、という結果だと受け止めるようにしています。

もちろん、「面白かった」と言って頂けるのはとても嬉しいことですが、仮につまらなかったとしてもその「理由」を実に丁寧に書いて頂ける方の存在は、とても重要だと思っています。

それは、ある程度の期待感を持って読んで頂いた証拠であり、本当に「箸にも棒にもかからない小説」であれば、感想すら書くモチベーションもないはずですからね。

いずれにしても、ネットで小説を公開している以上、何らかのリアクションが皆さんからあるということを多かれ少なかれ期待していて、それが実際に「書く」ことを継続する自身のモチベーションになっていることは事実です。

これからも叱咤激励、遠慮なく感想をいただきたいなあと思う今日この頃でした。

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